グレフルペンギンdays

グレープフルーツとペンギンを愛する人の日記です。不定期。

2020年の生き方を振り返って

 さて,本ブログも,大して記事もないうちに振り返り系の記事を書く時分となってしまった。今年は(おそらく全世界の皆さんにとって色々あった年だと思われるが)私にとっても大いに色々あったもので,何となく生き方を考えるうえでも,今年を振り返りたい気持ちなのである。

 

結局,私は,よく適応できたと思う

 これに尽きる。2月以降,それまで当たり前だったことが次々に崩れ去って,新たな“常識”が形成された。この変化にともなって,苦しむ人も多く存在し,それらの人の苦労への理解なしには生きていけない(ディスコミュニケーションが生じうる)世の中となってしまった。広い世界を見渡すと,苦しいことばかりな気がしてくるが,まずは私の視野と手が届く範囲の職責をまっとうし,かつ行動範囲が狭まったとしても大いに楽しく生きたいと思い,その一心でこれまで過ごしてきた。そうすると,実際少し生やすくなってきた気がする。

 世の中全体としても,無駄なものが淘汰されて,必要なものをしっかりと自分で選べるようになった。例えば,会社で仕事しない窓際族とか,ストレスを生む無駄な会食や帰省,さらには現金決済など,多岐にわたる分野において,多様な選択肢の積極的(時折消極的)肯定が得られた。

 何かと自粛が望まれる世の中ではあるが,一通りの人間関係を構築してきた人間にとってはそれで十分なのだ。私自身も2020年の初めに結婚してしまったし,その中で夫婦であれこれ影響し合って生きていけるから,今のところ何も不満に思うことはない。

 

緊急事態宣言下の仕事のスタイルも,悪くなかった

 予備校での仕事も,昨年から大きく変わった。特に4月前半は一斉休校となり仕事がガラ空きになったのも焦った。4月下旬から5月いっぱいは,(流石に授業料をもらっておいて何もやらないわけにはいかないという判断から?)完全オンライン指導となった。朝から晩まで,ずっと手元のデジタルデバイスと顔を合わせながらの授業で,隣の先生とずっと「おうちでやりたいですね〜」「もう校舎のWiFiとか使ってネトフリとか見ちゃいますか」とか言いながらやってたのも,案外楽しかった。その講師が実際にネトフリ見たかは知らないが,私はその傍でずっとradikobayFMを聴いていた。「あの時期をよく乗り切りましたよね」と共感する限り。

 その後,対面授業も再開されたが,教室のアクリルボードは残り,全員マスク着用で,景色はすっかり変わってしまった。また,講師によってはオンライン対応をする者もおり,業務形態も多様化した。それでも,やはりやる気のある生徒と対話をするのは(対面でもオンラインでも)楽しく,ああやっぱりいい仕事だな,と再認識した。

 

結婚生活ももうすぐ丸一年

 不思議なのだが,(前記事でも述べたが)やはり結婚したのは想定外だった。妻も同様のことを言っている。「結婚はしたくてするもんじゃない。結果的にしちゃうものだ」みたいな達観を互いに繰り広げている。割と本質だと思う。

 結婚の2ヶ月ほど前から同居しており,同居スタートからは既に丸一年が経過した。快適性を求めて50型の有機ELテレビを買ったり,ソファを買ったり,それを工夫してセッティングしたり…と,比較的この一年はワクワクの連続だった気がする。私はほとんど在宅ワーク期間というものがなかったが,妻は半年くらい在宅ワークをしていた。その中でも比較的飽きずに生活できていた気がする。

 1年経ったらマンネリ化してくるかな,とか思っていたが,取り越し苦労もいいところであった。来年もどんなことが起こるか,楽しみな限りである。

 

 …とはいえ,来年は,せっかく立ち上げた趣味地理のブログを充実させていきたい。それがまず一つの目標である。それでは,良いお年を。